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タスク設計(手順A・優先順位)

タスク管理(手順@)から引き続き、ここでは、A 概要レベルのタスクの優先順位付けについて、説明をしていきます。

【タスク設計の手順】
@ 概要レベルのタスクの列挙
A 概要レベルのタスクの優先順位付け
B 概要レベルのタスクをブレークダウンして詳細化
C 詳細タスクの作業時間の見積り
D タスクの前後関係を踏まえた具体的な日時の記載
E バッファーの考慮

タスク管理(手順@)において、タスクにおいて、ある土曜日の朝に午前10時までに終えておきたい概要レベルのタスクの洗い出しを行いました。

【列挙された概要レベルのタスク】
・掃除をする
・洗濯をする
・朝起きる
・朝食をとる
・自宅を出る

この5つの概要レベルのタスクについて、優先順位付けを行います。

優先順位付けとは、物事を進めるときの順番を明確にすることです。優先順位を決めるに当たっては、「物事の重要度」と「物事を進める時の手順」を考える必要があります。


「物事の重要度」とは、そのタスクが必須(Must)で行われる必要があるのか、それともできれば良いなというレベル(Nice to have)なのかを考えることです。また、その度合いを考えることです。

上記の例では、T. 朝起きる、U. 朝食をとる、V. 洗濯をする、X. 自宅を出るに関しては、必須(Must)で完了しておく必要があるとします。一方で、W. 掃除をするに関しては、時間があれば行えば良く、できれば良いなというレベル(Nice to have)としました。

次に「物事を進める時の手順」を考えるとは、あるタスクが終わってから、あるタスクを実施した方が良いというようなタスクの前後関係を考えることです。

あるタスクの前に必ず実施しておく必要がある、前提となるタスクがあります。この前提となるタスクは優先順位が高くなります。

この場合、朝起きないことには、全てのタスクが滞りますので、まず朝起きるが最も優先順位が高くなります。

「物事の重要度」「物事を進める時の手順」に従って、列挙された概要レベルのタスクに優先順位をつけると以下のようになります。

【優先順位付けされた概要タスク】
A. 朝起きる(Must)
B. 朝食をとる(Must)
C. 洗濯をする(Must)
D. 掃除をする(Nice to have)
E. 自宅を出る(Must)

以上、タスク設計の6つの手順の項目の一つであるA 概要レベルのタスクの優先順位付けについて説明をしてきました。手順B以降につきましては、タスク設計(手順B)にて記載していくこととします。

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