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トレードオフ

経営コンサルタントにとって、トレードオフということは常に考えておかなくてはならないことです。トレードオフとは、一方を優先させると、他方をあきらめざるを得ないような状況で、各々のPros-Cons(メリット・デメリット)を明確にして、どちらか一方を選択することです。例えば身近な、通勤の事例で考えてみましょう。

 

【通勤の事例】
例えば、ある朝、通勤電車に乗って仕事に行くときのことを考えてみましょう。あなたの自宅、および勤務先の最寄駅には同じ鉄道会社の各駅停車の列車と急行の列車が停まるとしましょう。そして、各駅停車の列車に乗ると会社まで1時間かかりますが、座って会社に行くことができます。一方で、急行列車に乗る半分の30分で会社にはつきますが、社内が猛烈に混雑をしていて、乗車している間は新聞を読むどころか、身動き一つとれません。なお、運賃はどちらも500円とします。

 

これをQCD(品質、コスト、時間)の観点で整理すると以下のようになります。

 

トレードオフ

 

このときには、あなたは、各駅停車の列車に乗るか、急行列車に乗るかどのように判断をするでしょうか?この場合には、運賃(コスト)が300円と一定のため、乗り心地(品質)か乗車時間(時間)のどちらを優先することになります。

 

混雑が嫌いな人であれば、各停列車を選択するかもしれません。また、少しくらい、混雑でつらい思いをしても時間が短い方が良い人は急行列車を選択するでしょう。

 

早い話が優先するものを決めて、何かをあきらめることがトレードオフするということです。今回の通勤を例にとりますと、「乗り心地」を優先させて、「乗車時間」をあきらめるか、その逆、「乗車時間」を優先させて、「乗り心地」をあきらめるということになります。

 

このトレードオフの考え方は、ビジネスにおいても適用する場面が多々あります。

 

例えば、QCDの観点で考える時に、クライアント(お客様)は通常、品質(Quality)を高くして、納期(Delivery)は極力早く、そして費用(Cost)は出来る限り安くして欲しいと思っています。

 

しかし、トレードオフの考え方で何かを優先させるということは何かをあきらめることが必要な場合があるということをしっかりと説明して、納得していただく必要がある場合があるということを覚えておいていただきたいと思います。


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