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暗黙知と形式知

暗黙知と形式知という言葉を知っていますか?

 

 

個人の成功事例、失敗事例、知識やスキルを組織内で共有して、組織全体の知識やスキルレベルを高めることを目的としているナレッジマネジメントの分野で使用される言葉です。

 

暗黙知・・・マニュアルや文書など言葉で説明することができない経験や勘のこと
形式知・・・マニュアルや文書など言葉で説明することができる知識やスキルのこと

 

少し大きな話をしますが、インターネットが登場して以来、それまで一部の人たちが独占していた形式知が一般の人にまで拡散する傾向にあります。それこそ英語を使用すれば、世界中いたるところに情報を発信し、また世界中いたるところから情報を入手することができる状態になっています。

 

これから100年間はますます、言葉として説明できる情報(形式知)がインターネット上に豊富に蓄積され、知識による格差がなくなっていくことになるはずです。教育や知識を受けられるという点では、発展途上国も日本も含めた先進国も大きな違いがなくなるでしょう。

 

ITの発達による情報の拡散について、将棋界で7冠を達成したことがある、知的職業のプロ中のプロである、羽生善治さんが面白いことを仰っていました。

 

インターネットが登場して以来、将棋界でも過去の将棋の試合を記録した棋譜が広くいきわたるようになりました。そのため、昔にくらべて今の若手の棋士は、過去から最新の将棋のまで、その指し方を良く勉強しており、知識レベルが非常に高いそうです。

 

一方で、とても整備された高速道路を猛烈なスピードで走っている車が、高速の出口付近で大渋滞を起こしている状態がインターネット登場後の将棋界であると述べられています。つまり、将棋界では若手も含めて多くのメンバーが昔と比べて知識レベルがとても高くなっています。しかし、全員が高い知識レベルを持っているからこそ、とても熾烈な競争が始まっているということなのだと思います。

 

これは、インターネットで勉強できるのは、あくまでも言葉で説明できる形式知で、言葉にできない経験や勘のような暗黙知はインターネットでは身につけることは難しいということを良く示しています。

 

将棋界ほど熾烈な戦いではありませんが、コンサルティング業界や知識を生業とするビジネスの世界も同様だと思います。

 

このサイトでも経営コンサルタントやビジネスにおいて、自分が知っておけばもっと早く成長できたなという気付きをお伝えしています。

 

一方でやはり、言葉では伝えることのできないような経験や勘こそが、大渋滞している先でライバルから一歩抜けだすための重要な武器であることはこれからも変わることはないと思います。

 

ぜひ、インターネットのような新しいツールで効率的に形式知を自分のものにして頂きたいと思います。そのうえで、行動して、実践を繰り返して、皆さん独自の暗黙知を身につけましょう。そして、大渋滞から抜け出し、より自由により創造的な仕事をして、より良い未来を創っていきましょう。


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