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習熟度モデル

■成熟度モデルが必要な背景
成熟度モデル」が必要な背景は2点あります。

 

一点目が、業務プロセスの評価/改善を行う際に、その業務がどの程度標準化されており、また改善されているか現在の状態(As-Is)を把握する指標とすること

 

二点目が、目指すべき状態(To-Be)を明確にして、As-IsとTo-Beのギャップを明確にすること

 

■成熟度モデルとは何か

 

成熟度モデル」とは、COBITというITガバナンスのベストプラクティス集にあるフレームワークです。「レベル0」から「レベル5」までの6段階で定義されています。各レベルの概要を記載します。

 

【成熟度レベル0(プロセス不在)】
・業務プロセスが全く存在していない
・解決すべき課題があることすら認識していない
【成熟度レベル1(個別対応)】
・解決すべき課題があることは認識している
・しかし、標準的な業務プロセスは存在せず、個々人/場面ごとに個別にアプローチしている
・全般的にマネジメント手法が体系化されていない
【成熟度レベル2(再現性はあるが直感的)】
・同じタスクを異なる人が行う場合に、似たような手順となるような段階にまで業務プロセスが作られている
・標準的な手順を習得するための研修の実施、情報共有、および責任はベテラン社員などに依存している
・個人の知識に依存している度合が高く、エラーが発生しやすい
【成熟度レベル3(定められたプロセス)】
・手順が標準化/文書化されており、研修を通じて共有がなされている
・手順は必須なものとして順守されているが、あり得ないような逸脱が起こる
・手順は洗練されていないが、形式化されている
【成熟度レベル4(管理・測定が可能)】

・マネジメントチームが手順に準拠しているかをモニタリングし、手順通りでない場合には改善がなされる
・手順は一定の改善がなされ、目指すべきレベルが示されている
・自動化とツール化が限られた範囲でなされている
【成熟度レベル5(最適化)】
・継続した改善活動により、業務プロセスが目指すべきレベルにまで最適化されている
・品質および効果を高め、業務プロセスを迅速に浸透させるために、ITが統合的に自動化する手段として使われている

 

■成熟度モデルはどのように使われるか

 

成熟度モデル」は、対象の業務の現状の業務プロセスを分析し、成熟度レベル上のどこにあるのかを評価し、目指すべきレベルを明確にします。

 

これによって、目指すべき成熟度レベルに到達するために、何をしなくてはならないのかというアクションが明確になっていきます。

 

下記の例は事業部ごとの業務プロセスを評価しています。事業部ごとではなくて、製品ラインごとや、事業のファンクションごとに分析をすることもあります。

 

成熟度モデル

 

また、精緻に業務プロセスの評価をしていく場合には、更に詳細な項目にて、評価をすることが必要です。COBITには更に領域を細分化したうえで、詳細な項目が記載されていますので、必要に応じて、評価項目を細分化していってください。


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