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[10の知識エリア] リスク・マネジメント

今回は、リスク・マネジメントについて、考えていきたいと思います。

 

ところで、リスクとは一体何でしょうか?

 

リスクとは、これから発生する可能性あり、それが発生するとプロジェクトの進捗に対して影響を及ぼすようなことです。一方でイシュー(課題)は既に発生してしまっている事象です。

 

具体的に健康を例にとって、イシューとリスクを考えてみましょう。健康に関しては、イシューとは病気そのもので、リスクとは病気になる可能性のことです。

 

イシューに対する対応とは、病気なってしまった人が治療を受けることや薬を飲む事です。一方でリスクに対する対応とは、病気ならないようにワクチン接種を受けることやうがい手洗いをするというような予防をすることです。

 

プロジェクトにおけるリスクとは、リスク以外の知識エリアに対して、ネガティブな影響が起こる可能性のことです。

 

特に、QCDに該当する、品質、納期、コストに関するリスクは他のリスクよりも重きを置いた方が良いと個人的に思っています。

 

事前にしっかりとリスクを把握し、分析し、対応していくということは、プロジェクトを円滑に進めるためとても重要なことです。

 

しかし、何も起こってないときに有事のことを考えるということは普通は行いません。だからこそ、PMBOKのようなフレームワークを活用することで、リスク・マネジメントの重要性を意識し、事前の対応をすることはあるべき姿だと思います。

 

PMBOKにおけるリスク・マネジメントとは、「プロジェクトに関するリスクのマネジメント計画、特定、分析、対応、監視・コントロール等の実施に関するプロセスと活動」のことを指します。

 

[10の知識エリア] リスク・マネジメント

 

<PMBOKで定義されるリスク・マネジメント>
@リスク・マネジメント計画
内容: リスクの洗い出しの方法や分析方法をきめ、リスク・マネジメント計画書を作成します。
実施タイミング: 計画時

 

Aリスク特定
内容: 関係者全員でリスクの洗い出しを行い、リスク一覧に記載をします。
実施タイミング: 計画時

 

【リスク一覧の例】

 

[10の知識エリア] リスク・マネジメント

 

B定性的リスク分析
内容: 洗い出したリスクの発生確率、影響度、緊急度から、対応のための優先順位を決めます。
実施タイミング: 計画時

 

C定量的リスク分析
内容: プロジェクト全体に及ぶリスクの影響度を数値化します。
実施タイミング: 計画時

 

Dリスク対応計画
内容: 優先順位を加味して、対応方針を決めます。
実施タイミング: 計画時

 

Eリスク・コントロール
内容: 新しく発生したリスク、対応済みのリスクで再度対応が必要な場合の対応、リスクのクローズなど、もろもろの対応を指します。
実施タイミング: 監視・コントロール時


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