若手コンサルタントに必要なビジネススキル、マインドセット、コンサルティングサービスの種類の紹介

事業会社とプロフェッショナルファーム

事業会社という言葉をご存知でしょうか?

事業会社とは、車を製造する事業(トヨタ自動車、本田技研など)、薬を生産する事業(ジョンソン&ジョンソン、第一三共など)、電化製品を生産する事業(Panasonic、Appleなど)、インターネットサービスを提供する事業(Yahoo、楽天など)というようになんらかの事業を行って利益を上げている企業です。一般的に会社というときには事業会社を指す場合が多いのではないでしょうか。

一方で、弁護士事務所、会計事務所、投資会社、コンサルティングファームなどは総じてプロフェッショナルファームと呼ばれます。

組織により違いはあると思いますが、事業会社とプロフェショナルファームの違いは主に以下のような点にあると考えています。

<事業会社>
・製品を製造/販売、もしくは サービスを提供
・組織的に提供
・9-17のように労働時間が決まっている(残業代あり)
・会社への帰属意識が高い
・転職はあまりしない

<プロフェッショナルファーム>
・専門性の高いサービスを提供
・主に個人が提供
・労働時間に規定はなく成果が求められる(残業代なし)
・会社への帰属意識が低い
・すぐ転職する

このように事業会社とプロフェショナルファームの一番大きな違いは、事業会社が組織に重きを置いているのに対して、プロフェッショナルファームは個人のスキルに重きが置かれるということだと思います。

そのため、プロフェッショナルファームは個人が生み出す成果に対して高い基準があり、その基準を満たせないと強いプレッシャーがかかることになります。

また、プロフェッショナルファームに勤める人は、キャリアとして、将来の自分がどうなりたいか、そのために今の職場で何を身につければ良いのかということを明確に考える傾向があります。

結果として、目の前の仕事にも主体的に取り組み、自分キャリアの舵は自分で握ろうという姿勢を持っている人が多いように思います。

今のように大企業でも何が起こるか分からない時代においては、プロフェッショナルファームにおいて、個人として、どこにでも通じるようなスキルを高めていくキャリアを選ぶ人が増えることは喜ばしいことだと思っています。

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