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仮説思考

■仮説思考が必要な背景

 

仮説思考という言葉を聞くとどのような印象を受けますか?

 

なんだか、とっつきにくい言葉ですよね。しかし、純粋にサイエンスにおける定義とは違うかのかもしれませんが、ビジネスの現場における仮説思考はとてもシンプルです。

 

ビジネスを取り巻く環境がとても複雑な中、限られた時間で成果を上げていくときに仮説思考を使うと物事を前に進めることが出来ます。

 

■仮説思考とは何か

 

仮説思考とは一体どのようなことでしょうか?

 

漠然とした状況の中で、論理的な解がなくても、前提条件を置き、正しいと想定される仮説を立て、仮説のもとに検討を進めることです。

 

仮説思考の流れは4つあります。

 

@状況の理解と調査
何が課題で、課題を取り巻く状況はどのようになっているか、可能な限り調査をします。

 

A仮説の構築
調査結果から、課題の原因と対策について仮説を構築します。

 

B仮説の実行
仮説を実行します。

 

C仮説の検証・修正
仮説実行後の結果が仮説通りになっているか検証します。仮説通りの結果であった場合には、課題が解消されたことになります。
一方、結果が仮説と異なっていた場合には、仮説を修正し、再度、仮説の実行・検証を行います。

 

■仮説思考はどのように使われるのか
では仮説思考が実際にどのように使われるのか、簡単な例で考えてみましょう。あるレストランの売り上げが急激におちてしまいました。この原因を探り、対策のための仮説を構築してみます。

 

@状況の理解と調査
まず、何故レストランの売り上げが落ちてしまったのか調査をしました。すると次のようなことが明らかになりました。

 

・レストランのサービス(提供する料理や接客)自体は何も変わっていません。
・次に近くに競合するレストランができたという事実もありません。
・しかし、最近、駅前の開発が行われ、新しい通りが作られました。これによって、そのレストランに面している通りの人の数が大きく減っているという事実が明らかになりました。

 

A仮説の構築
ここで、「売り上げが落ちているのは、レストランの前の通りの人通りが減っているため、レストランへ通うお客さんが減ったためだ」という仮説を立てました。

 

このような状況下で対策はいくつか考えられますが、「レストラン前の通りを通る人以外の人が店に来てくれるようにプロモーションをかける」という対策をすることにしました。

 

B仮説の実行
レストランへ来てもらえるようなキャンペーンメニューを考案し、そのキャンペーンが記載された広告を駅前で配るというプロモーションを実行しました。

 

C仮説の検証・修正
プロモーションを実行したあとに、実際にレストランにお客さんが来客したかどうかを検証します。
新しい通りが出来る前のレベルにまで来客数が戻ってきている場合、仮説が立証され、課題が解消されたということになります。
一方、来客数が思ったほど、増加しなかった場合には、Aで立てた原因と対策の仮説のどこかを修正することが必要です。例えば、プロモーションを実施するだけでは、お客さんを戻すことができないため、新しくデリバリーサービスを始めるというような次の一手を考えていく必要があります。

 

以上が仮説思考の説明となります。このように仮説思考は普段仕事を進めていく上で、100%の確信を持って行動ができないときなどにも応用していくことができますので、考え方を身につけましょう。


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